はじめまして。「良運 愛川塗装店」代表の、相川良輔です。
この度は、
「良い塗装業者の選び方はあるのか?」
というテーマにについて、「いち塗装職人である私からの視点」と、また、「お客様の立場であったならば」という視点から、お話させて頂きます。
はじめに
塗装業者、塗装職人は、全国にとても多いのですが、一般の方はそんなたくさんある塗装業者の中で、外壁塗装はどこに頼めばいいのか、見当も付かないと思います。
その上、いい加減な工事をされたという話も実際に多く、お家を建てられてからそう何度もない、大きなお金がかかる外壁塗装工事は、誰であってもいい加減な工事はされたくない、良い塗装業者に頼みたい、と思われている事だと思います。
そこで、まずは塗装業界の現実を知って頂きたいと思います。これからお話する内容は、きっと驚くような内容が多くあると思います。大げさに言っていると思われるような内容もあるかもしれません。しかし、今からお話する内容は、全て事実です。
また、塗装業界の手抜きの手口についてもお話させて頂きます。日本中でされている、塗装業界の暗黙の手抜き工事もあるので、塗装をお考えの方がそれらの知識つけて頂く事で、多少なりとも業者対して、「手抜き工事をするなよ」と牽制する事もできるのではないかと思います。そういう事から、この度記事を書かせて頂く事となりました。
ただ、当店のブログで、私は、
「塗装業者は、みんな良い顔をしてウソをつく。そんな中で、どんなに「人を見る目に自信がある!」という人であったとしても、人のウソなど簡単には見破れない。だから、一切の手抜きをしない良い塗装業者を選ぶ方法なんて、現実にはない。選んだ業者が良い塗装業者かどうかは、選ぶ人の運次第」
と、はっきりと言っております。そういう言えてしまう業界である事と、基本的にどこのどの業者であっても、大なり小なり何かしらの手抜きを事実としてしている、という事実を、まずは現実として受け止めて頂かなければいけません。
その事を最初に認識してして頂いた上で、これからのお話を知って頂ければと思います。
塗装業界の現実
塗装業界における手抜き工事の多さ
それでは、さっそく嫌な現実のお話からさせて頂きます。
これは建築業界全般に言えることではありますが、建築業界は手抜き工事がとても多く、色々ある建築業種の中でも、圧倒的に一番に手抜き工事が多い業種が、恥ずかしながら塗装業界です。
塗装をお考えの方が、どこのどの塗装業者を選んだとしても、何かしらの手抜きをされる確率は、99%以上1執筆者の経験や主観に基づく内容です。この確率は業界全体を包括的に調査した統計に基づくものではなく、職人としての実感を表現しています。です。どんな業者を選んだとしても、大なり小なり何かしらの手抜き工事を事実としてされます。
手抜き工事の実態と確率
あそこのお家も、そしてあそこのお家も。またあそこのアパートもマンションも。そして、過去に塗り替えをした事のある貴方様のお家も、何かしらの手抜き工事をされている確率は、99%以上です。(経験上、アパート、マンションの手抜き工事率は100%アパート、マンションは、その手抜きの内容も度が超えている。戸建についても経験上100%)
私は過去、大手ハウスメーカー、街の塗装業者、個人事業主の塗装職人、合わせて200以上の塗装業者と仕事をしてきましたが、一切の手抜きをしない塗装業者に出会ったことは、事実、一社も、一人もいませんでした。どの業者も、何かしらの手抜きを必ずしていました。2執筆者が直接関わった業者に限る話であり、業界全体を断定するものではありませんそれは大手ハウスメーカーであっても、街の塗装業者であっても同じです。
その私の経験上から言わせて頂くと、手抜きをしていた塗装業者の確率は、100%です。これは紛れもない事実です。
しかし、今の私がそうであるように、日本には必ず、一切の手抜きをしない塗装業者もいる事でしょう。私が出会った事がないだけで、どこかには必ずいます。
私は今、「今の私がそうであるように」と言いましたが、私は今は、一切の手抜きをしておりません。しかし、過去には私も、手抜きをしてしまっていた事がありました。こちらではその件については省かせて頂きますが、当店のブログでは、過去に私もしてしまっていた手抜きの話も、包み隠さずお話させて頂いております。そちらもぜひご覧下さい。過去を反省し、今は一切の手抜きをしていませんが、過去には私も手抜きをしてしまっていました。
手抜き工事が発生する背景
手抜き工事は仕上がりだけで判断できない
では、なぜ塗装業界はそんなに手抜き工事が多いのかというと、その手抜きは昔から脈々と受け継がれてきている事と、そして塗装の仕事は、塗ってしまえばわからないため、いくらでも手抜きができてしまうのです。塗装の仕事は、「いくら手抜きをしても仕上がりだけ一見きれいにすればいい」という塗装業者、塗装職人がとても多いです。
なので、
「きれいに仕上がっているから手抜きをされていない」
とは決してなりません。
しかし、多くのお客様も、やはり手抜きされていることには気づけないため、「きれいに仕上がっているからちゃんとやってくれた」と思っておられます。そして、散々手抜きをした業者に対して、
「きれいに仕上げて頂いてありがとうございます」
とお礼を言われる方も多いです。
見た目だけのきれいさに惑わされる危険性
手抜きとは、それはすなわち業者の利益であり、詐欺です。もちろん、耐久性も劣ります。「この手抜きをすれば、これだけ利益が出る」となるのですから、それは紛れもなく詐欺です。
お客様は、散々手抜きをされている事に気づく事もできず、きれいだからちゃんとやってくれた、と思い、詐欺師にお礼を言っているのです。
中には、一般の方から見ても明らかに雑な仕上がりの業者も少なくないですが、私から言わせればそんな業者は話にもなりません。きれいに仕上げるなんて当たり前です。散々手抜きをしてもきれいに仕上げる事はできるのですから、見た目だけでもきれいに仕上げられない業者は論外です。
これが塗装業界の現実です。それにも関わらず、どこのどの業者も、職人も、
「うちは手抜きは絶対にしません」
と必ず言います。日本中の塗装業者がほぼ100%している手抜きもある中で、軽々しくそんな事を言える事ではありません。私がお客様の立場であるならば、そんなウソを軽々しく言える時点で、選ぶ対象には入りません。
ここまで読んで頂いただいた塗装をお考えの方は、「だったらどうやって手抜きをしない業者を選べばいいのかわからない」という思いになると思います。
そこで、塗装業者の手抜きにはどんなものがあるのかを知って頂く事によって、「こちらも塗装の事はある程度知っているぞ。だから手抜きはするなよ」と、業者の気を引き締める事ができるのではないかと思います。それでも、ずっと職人を見ている事は現実的ではないので、いくらでも手抜きはできてしまいますが、知らないよりは絶対に知っていた方がいい事です。
▼パート2はこちら!