目次
屋根塗装で失敗しないために知っておきたいポイントとは?
屋根塗装で失敗しないために知っておきたいポイントはいくつかあります。
例えば、「塗装業者にイメージを伝えて後は任せる」という方法は、信頼できるプロの業者に任せたとしても、実際の色のイメージや好みの違いによって失敗することがあります。
また、ご自身はしっかり色やイメージを伝えたつもりでも、相手との共通イメージが持てていなかったりするケースも多いです。
このような屋根の色選びでの失敗を防ぐためには、業者任せではなくある程度ご自身が主体的に色を決めていく必要があります。
そこで、実際にどのようなポイントに気を付けて屋根の色を選ぶべきか、一緒に見ていきましょう。
事前にある程度具体的に色を決めておく
屋根の色選びにおいては、抽象的なニュアンスやイメージで選ぶのではなく、最初から具体的な色を決めておくことが大切です。
こうすることで、業者側も具体的なイメージを共有することができ、実際に塗装した際の色の見え方などを考慮して希望に一番近い色の提案をしてくれるようになります。そのため、塗装業者に色を伝える際には、「カッコいい系」や「濃いめのグレー」などといった抽象的な表現を避け、実際にイメージしている色に近い屋根の写真を持参するのがおすすめです。
住宅専用の雑誌や本には、色や素材などが紹介されており、業者との共有にも適しているため、ぜひ活用してみましょう。
ただし、インターネット検索で見つけた写真には部分的なアップ写真が多いため、しっかり家全体のイメージが分かる写真を選ぶようにしましょう。
建物外観全体で3色以内に収める
もしかすると、新築でお家を建てる際に、「3色以内で色を抑えた方が良い」というアドバイスを受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
家全体で見た場合、4色以上使うと家全体の外観に統一感が無くなり、ポップな印象を与えてしまいます。
一方、3色以内に収めると、家全体としてある程度の統一感が生まれます。
特に3色目は、面積が少ない場所、かつ目立たない場所に使用すると、全体に統一感が出やすいとされています。
ポップな印象を出したい場合は問題ありませんが、すでに外壁で3色使っている場合は、その3色に近い色合いを屋根に使うとチグハグな印象を与えることなく建物外観に統一感を出すことができます。
小さな色見本だけで色を決めない
屋根の色選びで失敗するケースで多いのは、「色見本だけ見て決めた」というケースです。
色見本で見た色と施工後の色は異なる場合がほとんどですが、これは同じ色見本と同じ色を使用しても、見える面積が違うために光の当たり具合や反射度合いによって色が変化したように見えるからです。
熟練の職人であれば色見本と実際の色の違いを理解しているため、見え方の違いまで考慮して塗料を提案してくれますが、一般の方が色見本だけで色を決めてしまうとほとんどの場合失敗します。
この失敗を防ぐためには、ご自身で具体的な色のイメージを持っておき、業者に近い色合いがどのようなものかを聞くのが確実です。
また、色見本は基本的にA4サイズのものが多いですが、大きな見本を用意している業者もいますので、展示場に行って色を実際に見ることもおすすめです。
屋根塗装と外壁塗装は同時に行うのがおすすめ!
前項では、屋根塗装における色選びのポイントを解説をしてきました。
色選びとは少し話が変わりますが、屋根塗装を検討されている場合は、外壁塗装も同時に行うのがおすすめです。
こう聞くと、屋根塗装だけでも大きな費用がかかるため、「外壁塗装までやるのはちょっと…」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことが、住まいにかけるメンテナンスを長い目で見た場合断然お得になります。
では、なぜ屋根塗装と外壁塗装を同時に行った方が良いのか、その理由について解説します。
足場代が一回で済む
屋根塗装や外壁塗装などの高所作業には必ず足場が必要となります。
足場代は1回の工事においておよそ20万円程度かかりますが、住まいの規模によってはさらに高額になる場合もあります。
そして、屋根塗装と外壁塗装を別々に行う場合には、この足場代が2回かかってしまいます。
しかし、屋根塗装と外壁塗装を同時に行えば、この高額な足場代を1回で済ませることができ、経済的にも大きなメリットが生まれるのです。
次回の塗り替え時期を把握しやすくなる
屋根と外壁は、同時に塗装を行ったとしても屋根の方が劣化が進行しやすい傾向があります。
やはり屋根は紫外線や雨風の影響を受けやすく、どうしても外壁より屋根の劣化が先に進行してしまうのです。
しかし、屋根と外壁それぞれが劣化の目立つタイミングで塗り替えを行なっていると、いつまで経っても上述のように一度でお家丸ごとを塗り替える機会は訪れません。
また、塗り替えのタイミングがバラバラだと、「屋根は○年前に塗り替えたけど、外壁はいつだったかな…?」と塗り替え時期の把握も難しくなるでしょう。
一方、屋根と外壁を同時に塗り替えれば、足場代を浮かせることができるだけでなく、次回の塗り替え時期を把握しやすくなります。
一度同時に塗り替えれば、次回は屋根の劣化が目立つようになったタイミングで再度住まいを丸ごと塗り替えれば良いのです。
「そうなると、外壁はまだ劣化してないのにもったいなくない?」と思われるかもしれません。
しかし、住まいのメンテナンスは何かしら被害が起こってからではなく、起こる前に早め早めに行うのが基本です。
必要に迫られて塗り替えるのではなく、余裕を持って塗り替えを行うことで、常に住まい全体の塗膜が適正な状態を維持することができるでしょう。
また、塗り替えを一度にまとめることで計画的にメンテナンスを行うことができ、費用もゆとりを持って準備することができるため安心して暮らすことができます。
屋根塗装で失敗しないための業者選びのポイントは?
屋根塗装で失敗しないためのポイントは、「ご自身で最初から具体的な色を決めておき、塗装業者とイメージを共有すること」と上述しました。
また、色選びのポイントについても併せて解説してきましたが、それではどうすれば「こちらのイメージをしっかり読み取って形にしてくれる塗装業者」を見つけることができるのでしょうか?
ここでは、塗装業者を選ぶ際に気を付けるべきポイントについて解説します。
こちらの提案・要望に対する対応は?
まず、こちらの提案・要望に対する業者の対応が丁寧かどうかを確認しましょう。
折り込みチラシやCMなどで知った塗装業者に電話をかけると、笑顔のイラストとともに「気軽に相談してください」と書かれていても、実際にかけてみると対応が不愛想で雑だったというケースはよくあります。
最初にお客様と接する窓口の対応がしっかりしていない業者は、その後の対応も期待できないでしょう。
また、実際に現場に来た職人の対応も丁寧かどうか、質問にきちんと答えてくれるか、提案・要望を無視せずに聞いてくれるかなどを冷静に観察しましょう。
塗装に関する資格を持っているか?
次に、現場で実際に施工する職人が塗装に関する資格を持っているかどうかを確認することも重要です。
実のところ、塗装工事は資格がなくてもできる工事です。
しかし、塗装に関する資格で主なものに「塗装技能士」がありますが、これは国家資格であり、言わば国に一定以上の技術・経験、そして知識がある塗装職人と認められた証でもあります。
もちろん資格を持ってないなくても優れた熟練の職人は数多く存在しますが、初めて会う塗装業者は本当に信頼できるのか判断ができません。
そのため、初めて依頼する業者が信頼するに足りるかを見極めるためにも、職人が資格を保有しているかどうかを確認するのがおすすめです。
施工実績は豊富か?
多くの塗装業者が、ホームページやSNSなどで施工実績を公開しています。
まずは、業者のホームページに施工実績が載っているか確認してみましょう。
しかし、中には「ホームページに実績を載せる時間がない」といった理由から公開していない場合もあります。
その場合は、見積もり段階で「同じような事例の施工実績を見せてもらえないか」と聞いてみると、ほとんどの業者は実際の工事の写真などを提示してくれます。
施工実績を確認することで、検討中の業者に依頼するとどのような仕上がりになるのか、イメージしている色に近い家がどのように変わるのかなどを見ることができ、依頼後のイメージもしっかり持つことができます。
施工実績をしっかり公開している業者は、それだけ工事に自信があることを示しているとも言えるので、実績をたくさん持つ業者ほど信頼性が高いです。
アフターフォローはしっかりしているか?
塗装業者を依頼する前に、アフターフォローについて確認しておくことが重要です。
施工後に予期しない問題が発生した場合でも、しっかりと責任を持って対応してくれる業者を選んでおけば安心なので、アフターフォローについては事前に確認しておきましょう。
保証プランを用意している業者もありますので、保証内容は契約前にしっかり確認し、トラブル発生時に迅速に対応できるよう保証書類を分かりやすい場所に保管しておくことも重要です。
工事以降のメンテナンスについての提案があるか?
アフターフォローと同時に、メンテナンスについても確認することがおすすめです。
屋根塗装は一般的に10〜15年に1度必要とされていますが、屋根の種類によってはもっと早い段階での塗装が必要な場合もあります。
どんな屋根であっても、塗装業者の側から「〇〇年に一度は点検してくださいね」「〇〇年後に一度お声がけさせていただきますね」など、一度きりの工事についてだけでなく、将来におけるメンテナンスの提案があれば皆様も安心できるでしょう。
屋根塗装の色選びで失敗しないために まとめ
いかがでしたでしょうか?
屋根に限らず外壁についても言えることですが、色選びで失敗しないためにはすべてを塗装業者任せにするのではなく、ご自身でもしっかり色のイメージを持っておき、それを塗装業者に共有することが重要です。
その意味では、しっかりイメージを共有してくれる塗装業者を選ぶことが、色選びを失敗しない最大のポイントとも言えるでしょう。
塗装は一度行えば塗り替えを行わない限り、最低でも10年は変わらないものなので、失敗は許されません。
色選びで失敗しないためにも、ぜひペイントGOで本当に信頼できる塗装業者をぜひ見つけてください。