東京都立川市にて行った屋根塗装工事の様子をお届けします。
今回は築17年のお宅で、屋根表面の色褪せが気になるということでメンテナンスとして塗装工事のご依頼をいただきました。
屋根はスレート屋根ですが、築20年が経過していない住宅においてはこのスレートが採用されているケースが近年は非常に多いです。
スレートは、セメントを材料とした厚さ5mm程度の屋根材です。
お客様にもよく、「スレートとカラーベスト、コロニアルは何が違うの?」と質問されることがありますが、カラーベストはケイミューという屋根材メーカーが製造・販売しているスレートの商品名です。
そしてコロニアルは、そのカラーベストの中の個々の商品名になります。
つまり、厳密に言えば若干違いこそありますが、基本的にはスレート・カラーベスト・コロニアルは同一の屋根材を指すと覚えておいて良いでしょう。
スレートは導入コストの安さから、新築住宅では非常に採用率の高い屋根材で、上述のようにここ20年以内に建てられた住宅ではよく目にします。
コスパが良くカラーバリエーションも豊富で人気の屋根材ではありますが、安価な分やはり耐久性については瓦や近年人気のガルバリウム鋼板などの金属屋根には劣る面があります。
その耐久性の低さを補うためにも、スレートはおよそ10年〜15年で塗装によるメンテナンスが必要とされています。
今回ご依頼をいただいた屋根は、目立つ破損や割れなどなく雨漏りも起こっていませんでした。
ただし、屋根表面の色褪せは一般の方から見ても非常にわかりやすい劣化症状の一つです。
屋根の色褪せに気づいたら、雨漏りなど甚大な被害が発生する前にメンテナンスを行うのが屋根にとっても経済的にも一番です。
今回は太陽光パネルが付いている屋根でしたが、取り外さずにそのまま塗装を進めます。
通常、テレビのアンテナなど取り外しが容易なものについては取り外してから塗装します。
しかし、太陽光パネルは塗装業者が勝手に取り外したりはできませんし、塗装のために取り外してしまうと不要な費用が嵩んでしまいます。
そのため、今回は取り外さずパネルに塗料が飛散しないよう注意しながら工事を進めています。
今回使用した塗料は、水谷ペイントの「快適サーモSi」です。
「快適サーモSi」は名前が示すように、屋根の温度を上げる赤外線を効率良く反射し、屋根の温度上昇を防ぐ遮熱機能を持っています。
そのため、屋根の温度上昇による室内温度の上昇も防ぐことができ、快適な住空間を演出してくれます。
また、防カビ・防藻・防汚性にも優れ、長い間綺麗な外観を維持することが出来ます。
施工期間は一週間、綺麗になった屋根をご覧いただき、施主様にお喜びいただけました。
現場住所 | 東京都立川市 |
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施工内容 | |
施工箇所詳細 |