愛知県小牧市にて行なった倉庫の塗装工事の様子をお届けします。
今回、倉庫の塗装工事のご依頼をいただきましたが、塗装面積は外壁が約1,000㎡、屋根が約1,400㎡と非常に大規模です。
しかし、どれだけ塗装面積が広くても、塗装工事は塗装工事。
基本を大切に、下地処理から丁寧に行なっていきます。
まずは高圧洗浄・ケレン作業です。
特に倉庫の外壁・屋根という性質上、塗装面には金属材が非常に多いです。
そのため、金属への塗装の成否を決めるケレン作業は徹底的に行なっています。
続いて塗装作業です。
今回、屋根にはアステックペイントの「スーパー遮熱サーモSi」を使用しています。
アステックペイント「スーパー遮熱サーモSi」公式ホームページへ
金属屋根は、近年主流になっているガルバリウム鋼板などはまた違いますが、一昔前の金属屋根は日中の日差しによって屋根表面の温度が上がり、その熱が室内まで届くことによって室内温度も上昇します。
そのため、遮熱効果を持った「スーパー遮熱サーモSi」を塗装することによって、屋根表面の温度上昇を防ぎ、室内温度の上昇も最小限に抑えることができます。
また、「スーパー遮熱サーモSi」は特殊無機顔料が配合されているため、屋根の色褪せが起こりにくくなっており、長期間美観を維持してくれます。
外壁部分には、日本ペイントの「ファインフッソ」を使用しています。
「ファインフッソ」はその名前の通りフッ素塗料となりますが、シリコン塗料やラジカル塗料と比較しても非常に長い耐用年数を誇ります。
その分コストがかかってしまうデメリットはありますが、その耐用年数の長さから今回のような倉庫、また高層ビルや商業施設、船や陸橋といった容易に塗り替えができない大規模な建物・建造物に多く用いられます。
塗り替えが簡単にできない分、一度の塗り替えで少しでも長い耐用年数を、という訳ですね。
やはりコストの面から一般的な住宅ではそこまで採用例が多くはありませんが、同じように「次回の塗り替えまでのサイクルを延ばしたい」という方はこのフッ素塗料を選ぶ方が増えてきています。
耐用年数が気になる方は、シリコン塗料やラジカル塗料と併せて、フッ素塗料の使用を検討されてみても良いでしょう。
建物全体が非常に綺麗に生まれ変わりました。
また、屋根には遮熱塗料、外壁にはフッ素塗料と、耐久性・遮熱性も向上しています。
綺麗になった外構をご覧いただき、施主様にもお喜びいただけました。