依頼する前にできること
いざ外壁塗装を考えられた際には業者を探す方法はたくさんあります。
インターネット
やはり探す方法で利用が多いのはインターネットではないでしょうか。スマホやパソコンで検索するだけで手軽に情報が得られます。
インターネットでの業者探しは「お住まいの地域名 + 外壁塗装」というキーワードで探すのが一般的です。
そこで見つかったホームページなどで業者の詳細を閲覧することができます。
一括見積サイト
最近では外壁塗装の一括見積サイトもよく利用されています。
一括見積サイトは条件を入力するだけで無料で地域の複数の塗装店を紹介してくれます。
「優良業者」のみ登録と記載されていますが何をもって優良かを定義されているところはほとんどありません。
またこうしたサイトは登録者は手数料さえ払えば誰でも登録できてしまいます。
何をもって「優良業者」なのか、見極める必要があります。
さらにこうしたサイトに登録するとその情報が業者内で共有されてしつこく依頼がくるケースもあります。
知り合いや友人からの紹介
やはり今も昔も知り合いや友人からの紹介は安心ができますよね。周囲に実際に外壁塗装をした方がいれば実際にどうだったのか聞いてみてください。
自分が満足しなければ他人には紹介しないものです。生の声に勝るものはありませんので、もしも周りに経験された方がいれば探すときに何に注意したのかなにが決めてだったのかなど情報収集をされてみてください。
チラシや広告
地域で活動している外壁塗装業者の中には新聞広告や周辺地域にチラシを配布することがあります。また近くに業者がいれば看板を目にすることもあるでしょう。
何かあった時にすぐに来てくれる近くの地元の業者が安心です。ネットで調べるなど情報収集をしてみるのもいいでしょう。
外壁塗装の訪問業者がいきなり訪ねてくる訪問販売は、トラブルが多いため、なるべく避けた方が賢明です。
情報収集の際のチェックポイント
今はネットで詳しく情報を見ることができるようになりました。
どんなところに注意して情報を見ればいいのかいくつかご説明します。
施工実績の確認
ある程度設立してから年数のたっている業者は自社のホームページやSNSに施工実績を掲載していることが多いです。
実績のある塗装業者なのか、どんな工事の実績があるのか、工事内容はきちんとしているかなど確認できることがたくさんあります。
もしもホームページなどに掲載していない、探せない場合は過去の実績の写真などを見せてもらいましょう。
小さな塗装店だと忙しすぎてホームページにまで手が回らないというところも多くありますが、それでもお客様の現場の写真は報告用にスマホやカメラで撮影して保存しているところがほとんどです。
自社職人が在籍しているかどうか
外壁塗装業界には、いくつか業態があり、業態によって価格の内訳や価格が異なります。
大手メーカーや大手工務店は大手ならでは安心感があります。しかしこうした会社には社内に職人は在籍しておらず、実際の施工は下請けが行います。
元請けから下請けに発注されると中間マージンが発生するため工事費用は高額になりがちです。あるいは同じ工事金額でもあってもそこからマージンや営業費などが引かれているため、工事品質に差がでてしまいます。
社内に自社職人が在籍している、「職人直営店」のようなところは、社内で施工するため中間マージンは発生しないため2~3割安くなる傾向があり、同じ工事金額でも不要な費用が発生しない分、高品質な工事を行ってくれます。
またヒアリングからアフターフォローまで一貫して担当してくれるため安心感があります。
職人の紹介や顔写真を掲載している会社は、社内に職人が在籍しており、自社施工で対応してくれるという判断材料になります。
アフターフォローが明記されているかどうか
塗装工事に施工不良があると、せっかく塗装を依頼したのに数年で剥がれてしまうということがあります。
優良な塗装業者は自社の工事にたいして保証を設け、その期間内にもしも施工不良があった場合には無償で対応をしてくれることが多いです。
こうした保証がしっかりあるかどうか、補償年数やアフターフォローがあるかどうかも見極めるポイントになります。
外壁塗装は塗料によりますが8~20年で塗り替えが必要になるため、長くお客様とお付き合いしたいと考えているところならば、こうした制度に力を入れています。
悪徳業者は、ひどいケースでは施工が終わって不具合が発覚したため連絡をとろうとしたところ連絡がとれなくなったということもあります。
業者別の注意点やメリットデメリットは詳しくはこちらをご覧ください。
外壁塗装を依頼する時の大手ハウスメーカーや工務店など業者別注意点
お客様の口コミ
何かを検討する際に口コミをチェックされる方も多いかと思います。まったく知らない会社に高額な工事を発注するのは不安があるのは当然です。
Googleマップや、ホームページやSNSなどに実際に利用された方の口コミが掲載されている場合はそちらも判断材料になります。
ただ匿名の口コミはなりすましやいやがらせ目的もあるため、いい口コミばかりではなくある程度不満もあるか、それにどう対応しているかどうかなど信憑性を見極めることも大切です。
現地調査・見積書の際のチェックポイント
外壁塗装を依頼すると塗装業者はまずは現地調査にやってきます。その際に見分けるポイントをご紹介します。
相見積もりを丁寧に作ってくれるか
塗装業界では相見積もりは一般的です。複数(2~3社)に相見積もりをとることでご自宅の塗装の相場を知ることもできます。
相見積もりだからといい加減な見積ではなく丁寧に作ってくれるところは信頼できる可能性が高いです。
また訪問悪徳業者に多いのですが、考える暇を与えず契約を迫ってくる、相見積もりをとらせてもらえないなどというところは絶対に避けてください。
現地調査をしっかりと行ってくれるか
外壁塗装を行うためには必ず現地調査が必要です。そもそも外壁塗装の見積を出すためには現地調査を行い、塗装面積や外壁や屋根の下地がどのくらい傷んでいてどのくらい補修か必要かなどを知る必要があります。
屋根塗装の場合には必要があれば屋根の上に登って調査も行います。
塗装対象の建物の大きさにもよりますが最低でも1~2時間はかかる作業です。
これよりも調査時間が短い場合は調査を丁寧に行っていない可能性があります。
調査も行わずにいきなり見積を出してくるなどはありえないため悪徳業者の可能性が高くなります。
見積書は内訳が明確でわかりやすいか
見積書が例えば「塗装工事一式」などと明細が記載されていない場合には注意が必要です。
業者によって書き方の違いはあるものの、優良塗装業者が作成する見積は、塗装する場所や面積、塗料の名称、工事の工程など詳細が記載されています。
工程や名称が記載されていないと例えば本来なら3回塗が必要なところを2回や1回に誤魔化されてもわかりません。当然工程に含まれると思っていたら「それは別料金です」と追加料金を請求されてしまう可能性もあります。
塗料の名称もシリコン塗料だけでなく、どのメーカーのなんという塗料なのかが値段に大きくかかわってくるため重要です。
見積金額が適正な価格であるか
塗装工事は塗装面積や立地条件、下地の状況や資料塗料など様々な条件によって決定されるため、相場のわかりづらい工事です。
相見積もりをとることで対象の建物の相場価格や適正金額を知ることができます。
もしも出してきた見積が他社と比べて明らかに安すぎたり高すぎたりする場合は注意が必要です。
塗装面積の大きな豪邸や特殊な塗料を使用しない限りそこまで高くなることはありません。明らかに高すぎる場合はぼったくりや詐欺である場合が考えられます。見積が安すぎる場合には、その分何かが削られています。塗料を薄めて材料費をカットしている、既定の塗料の乾燥時間を守らず人件費をカットしている、安全ではない単管足場で足場費用を削減しているなどが考えられます。
このような場合は、安さで釣って契約をさせておいて後から追加費用を請求されるなどという場合もあるため明らかに安すぎる見積にはすぐに契約を結ばないようにしましょう。
優良塗装業者の見積もりは他社と比べて高すぎず安すぎず、適正な価格です。値引きを行ったとしても端数の切り捨てなどあくまでも常識的な範囲です。比較することで適正価格を知ることが重要です。
ヒアリングや対応の際のチェックポイント
話をよく聞いてくれるか
「職人」や「塗装職人」と聞くと荒っぽくてぶっきらぼうな人というイメージを持つ方もおられるかもしれません。
中には職人一筋で営業はあまり得意でない口下手な職人もいますが、優良業者の職人はお客様相手であることもよく理解し、しっかりとどんな症状が発生してどんなことに困っているのか耳を傾けてくれます。
悪徳業者はとにかく契約をとることしか考えていないため、あまり話を聞かずにとにかく契約を迫ってきます。
わかりやすく説明してくれるか
またわからないことを質問してそれにたいしてわかりやすく丁寧に答えてくれるかも重要なポイントです。十分な知識と経験をもつ職人なら、実際の経験をふまえて解決策を提示してくれます。
塗装は日常で使用しない耳慣れない言葉も多いですが、わからないことは納得いくまで質問をすることも重要です。
悪徳業者の手口としてお客様が塗装に詳しくないのをいいことに不要な工事を上乗せしたり、今工事しないと危険などと緊急性を煽って契約を迫ってきます。
大切なお家の工事を安心してできるよう、嫌がらずにわかりやすく丁寧に説明をしてくれる業者を選びましょう。
選択肢を出してくれるか、押し付けがましくないか
見積やプランを出してくれる時に、一つだけではなく塗料の種類が異なる複数のプラン(選択肢)を出してくれる業者は安心感があります。
悪徳業者の場合、もっとも利益率の高い、自分たちにとって一番都合のいい工事を売りたいため、一方的に一つのプランを押し付けてきます。
複数のプランのメリットやどう違うのかをきちんと説明してくれてるところや良いことだけでなくプランのデメリットもしっかり説明してくれるところを選びましょう。さらにあなたの将来的なメリットや、目先の利益ではなく結果的にかかるライフサイクルコストまで考慮してくれる業者は今後の長いお付き合いを考えたうえでも信頼に値するとと言えるでしょう。
書面で提出してくれるか
口約束ではなく、契約書や見積書を事前に書面で提出してくれる業者は信頼できると言えます。
外壁塗装やリフォームでよくあるトラブルは詳細な記載のない契約書や見積書で契約を交わし、追加工事の際に契約を交わさずに工事を進めて詳細な項目で「言った」「言ってない」と揉めるケースです。きちんとした業者は工事内容が変わるたびに追加の工事内容を書面にて提出してくれます。
また支払い方法やクーリングオフなど重要な情報が契約書に明記されていることも大変重要です。
工事の支払い方法は、完工後に一括払いかローンなどでの支払い、もしくは着工前と完工後の二回払いが一般的です。
もしも工事前に一括で支払うように言ってくる業者がいたら悪徳業者の可能性が高いです。
優良塗装業者の「優良」の根拠を求めよう
大切なお家を守る外壁塗装は業者選びで7割が決まると言われています。
施工を依頼する際は、高品質で丁寧なサービスを適正価格で提供してくれる業者を選ぶことが外壁塗装を成功させるポイントです。
どこの塗装業者も優良であることを謳っています。なにを持って優良とするのか、その根拠を求めることも大切です。
ペイントGOではそうした不安にお応えするために、「優良塗装業者」に基準を設けています。職人歴などの技術や自社施工はもちろん、接客対応も審査対象となっており、登録いただくには事前に審査があり、満たない場合は掲載をおことわりすることもあります。
ペイントGOの優良企業の定義について詳しくは下記をご覧ください。
業者選びのポイントをしっかりと抑えて、信頼できる優良業者塗装業者を見極めて長持ちする安心できる工事を実現させましょう。
悪徳業者にはどんな手口があるのか知りたい方はこちらをご覧ください。