ひび割れ(ひびわれ)とは、塗膜の劣化現象のひとつで、その名前の通り塗膜に割れ・裂けができる現象で、「クラック」とも呼ばれます。
ひび割れの中でも、塗膜表面にできる幅0.3㎜以下、深さ4mm以下の細いひび割れを「ヘアクラック」、あるいは「浅割れ」と言います。
一方、幅0.3㎜以上、深さ5mm以上で、外壁内部まで進行しているひび割れを「構造クラック」、あるいは「深割れ」と言います。
ひび割れが起こる原因としては、塗膜の経年劣化であるケースが多いですが、まれに塗装業者による施工不良・施工ミスで起こる場合もあります。
具体的には、塗装時の塗膜の乾燥時間不足、外壁材と施工した塗料の相性が悪い、などです。
また、地震よる建物の歪み、長期にわたる車や電車による揺れなどでも起こる場合があります。
いずれの場合でも、一度ひび割れが発生してしまうと、補修を行わない限り自然に状況が良くなることは決してないので、早めに対処するのがおすすめです。