白華(はっか)とは、モルタルの中の水酸化カルシウム(可溶性物質)が雨水や露などによって溶け出し、それらが空気中の炭酸ガスと反応して白く盛り上がったように固まる現象です。
「エフロレッセンス」と呼ばれたり、建築業界では「鼻垂れ」と呼ばれたりもします。
白華は美観の面で問題はありますが、コンクリートの強度には影響しませんし、白い塊自体も無害です。
しかし、白華が起こるということは、コンクリート内部へ雨水や露が侵入している証拠です。
そのまま放置すると、コンクリート内部の鉄筋が錆び、建物強度が低下する恐れもあるので、対処が必要となります。