上がり框(あがりかまち)は、玄関のたたきとホールの境目にある部分を指し、玄関框とも呼ばれます。
様々な役割を持っている部分であり、日本の戸建て住宅では上がり框に段差を設けているケースが多く、段差に腰をかけて靴の脱ぎ履きをしたり、段差によって玄関内部に入り込んだゴミなどが室内へ入るのを防いでいます。
また、床板の見切りや床材のささくれを防ぐ役割もあります。
上がり框は頻繁に往来のある箇所なので摩耗が激しく、耐久性が求められます。
ヒノキやケヤキなどの硬い木材を使用すると共に、クリア塗装によって木材表面を保護するのがおすすめです。